松本人志と「夢で逢えたら」のある日のエンディング

「夢で逢えたら」というのは、1990年ごろに放送していた、コント中心の番組で 出演者はダウンタウン(松本人志・浜田雅功)、ウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)、清水ミチコ、野沢直子の6人です。 深夜の放送ながら、視聴率は良かったようで、翌日、学校に行くと、この「夢で逢えたら」が話題になる、そんな番組でした。

松本人志と「夢で逢えたら」のある日のエンディング


そして、この番組のエンディングは、短い時間を使ってダウンタウンとウッチャンナンチャンとでフリートークをしていました。 当時、人気が出ていたコンビ2組の「素」の人となりが見られるので、ファンにとっては、 かなりウレシイコーナーだったと思います。どこかでも書いたと思いますが「東のウンナン、西のダウンタウン」という言葉があったくらいでした。 そのころ、同じく人気があったのが「B21スペシャル」というトリオですが、ここでは関係ありません。

そんな「夢で逢えたら」のある日のエンディングの話。 いつもどおり、軽妙な4人のトークが終わろうとしたころ、浜ちゃんが、

「今日は、なんか、うちの相方が最後あるみたいだから・・・」

と最後の、番組のシメを松本に振ります。 (ここからは、スタジオの臨場感で・・・)

松本人志「来週も見ないと、逮捕するのだっ~!」

浜ちゃん「・・・」

ナンチャン「・・・・・」

ウッチャン「・・・・・・・」

松本人志「・・・・・・・・・・」

浜ちゃん「さっ、また来週~!!」

と言って、浜ちゃんがイスから立ち上がり、スタジオからはけて行こうとすると、それに続いて、 ウンナンの2人も浜田に続いてはけていこうとします。

そんな3人を、追いながら松本人志は・・・

松本人志「ちょっと、何?こんなん、あったやない!?」

浜ちゃん「・・・」

ナンチャン「・・・・・」

ウッチャン「・・・・・・・」

松本人志「なぁ、こんなん、あったよな?なぁ、ナニこれ?」

と言いつつ、3人を追う、松本人志。

笑いを説明してしまうと、つまらなくなりますが、あえて説明しますと、 松本がぼけて、それを浜田がスカして、笑いをとる。そのスカしにさらに、 松本が小ぼけを返すというような、スタイルがもう出来上がっていたんだな、とこういうわけです。

「来週も見ないと、逮捕するのだっ~!」

の元ネタがわからない人へ・・・。このセリフは、昭和の時代(平成ではなく)に放送されていた「元祖 天才バカボン」の 来週の予告でバカボンパパがいうセリフです。今の番組で、わかりやすくいうと、サザエさんの

「さ~て、来週のサザエさんは~」

のような感じのものです。同時代を生きていた人は、ほぼみんなが知っていたセリフだと思います。

元祖天才バカボン



投稿日:2013年7月14日

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