松本人志と矢沢永吉
松本人志が矢沢永吉のエピソードとしてこんな話をしています。
「やっぱり永ちゃんはスゴイで、意外とヒット曲はないけどスゴイ」と前置きした上で
以前に矢沢永吉が「HEY!HEY!HEY!」に出演したときに、その現場に松本人志はいなかったらしいですが
矢沢永吉さんはこういったといいます。
「普通に歌うだけじゃつまらないよね」
「だったらこうしようよ、まず、伴奏が流れる、そこで俺はまだ楽屋なわけよ」
「そしてそのまま伴奏を流し続けて、矢沢が楽屋の扉を開けて、歌うステージまでを歩く。
そこをカメラで撮り続けて
ちょうど伴奏が終わって歌を歌うってところで、ステージの中央に矢沢がバーンと立って、歌い始めるっての」
「どうっ?」
現場のスタッフは息を飲みます。
「面白いよね。コレやろうよ」
矢沢永吉さんはアーテイストと同時にアイデアマンでもあるのです。
バンドマンやカメラマンとの打ち合わせをして、
さっそく、伴奏がはじまり矢沢永吉が楽屋の扉を開け放ち、TV局の廊下を歩きます。
伴奏が中盤に差し掛かる頃に、矢沢さんの表情が変わっていき、歩くスピードが速まります。
伴奏が終わってもまだ廊下の途中の矢沢永吉。
「やっぱり、これムリだよね!」
なにごとも、チャレンジが大切ですよね。
今回は松本人志が、矢沢永吉さんのエピソードについて話していたよ、ということで。
投稿日:2011年3月4日